結論から申し上げますと、
簿記3級を知識0・独学で合格することは可能
です!
- 簿記3級試験の詳細
- 必要な勉強時間
- おすすめテキスト、問題集
これらをわたしの経験をもとに詳しく解説していきます。
簿記3級に知識0 独学で挑戦しようと思っている方、簿記3級の勉強に行き詰まっている方は、是非この記事を参考にしてみてください。
初めにわたしの簿記に関する経歴を簡単にご紹介します。
- 2022年4月 簿記の勉強をスタート
- 開始時点での簿記の知識は“0”
- 2022年6月 統一試験で3級合格(93点)
- その後2級の勉強をスタート
- 2022年11月 統一試験で2級合格(84点)
- 2023年現在 1級合格に向けて勉強中!
この記事を読んで「知識0&独学」で簿記3級に合格するための具体的なストーリーをイメージしてみましょう!
簿記検定試験について
まず初めに簿記検定試験と3級の問題について、概要を説明いたします。
統一試験とネット試験
現在行われている簿記検定試験には全国各地の商工会議所で受験する統一試験とテストセンターで受験するネット試験の2種類があります。
項目 | 開催日程 | 受験地 | 解答方法 | 合否判定 | 合格証書 |
---|---|---|---|---|---|
統一試験 | 6月 11月 2月の年3回 | 全国の商工会議所・大学など | 紙面に記入 | 2~3週間後 | 郵送または手渡し |
ネット試験 | 指定日を除くほぼ毎日 | 全国のテストセンター | パソコンに入力 | 試験当日 | PDFをダウンロード |
合格基準と合格率
簿記3級の合格基準は統一試験、ネット試験共に70点以上となっています。
大問ごとの足切り等はございません。
また、平均点も関係ありません。
70点以上か否か、それだけです。
合格率は平均すると50%前後になります。
しかし合格率が低いときは約30%、高いときは60%以上とばらつきがあります。
これは合格基準が70点以上という絶対評価であるためです。
試験問題
実際の簿記検定試験ですが試験時間は60分となっています。
出題内容、配点は以下のとおりです。
問題番号 | 出題内容 | 配点 |
---|---|---|
第1問 | 仕訳問題(15問) | 45点 |
第2問 | 補助簿・勘定・決算仕訳・空所補充(用語)など | 20点 |
第3問 | 精算表、財務諸表の作成など | 35点 |
この表を見ても分かる通り
簿記で最も重要なのが仕訳です。
また、第2問、第3問も結局のところ仕訳ができなければ解答できない問題がほとんどです。
仕訳を確実にマスターする事が簿記3級合格への近道です。
ちなみにわたしが合格した時の得点内訳は以下の通りです。
合格までのストーリー
わたしが知識0から簿記3級合格までに費やした勉強時間は約25時間です。
ここからは何にどれだけの時間を使ったのかを具体的に解説していきます。
インプットとアウトプット
勉強には大きく分けて2種類の方法があります。
それがインプットとアウトプットです。
- インプットとは知識を頭に入れること。
教科書を読むなどの勉強法です。
- アウトプットは知識の正しい使い方を学ぶこと。
問題集で演習をするなどの勉強法です。
勉強ではインプットだけではなくアウトプットもしていく事が重要です。
インプットだけに偏ってしまうと、引き出しにたくさんの道具はあるけどいつどれをどのように使えばいいかわからない。といった状況に陥ります。しっかりとアウトプットを行って道具(知識)の使い方もマスターしましょう。
インプットでやったこと
まず初めにテキストを1冊購入してそれを2回読みました。
テキストの勉強では知識の習得がメインですが、チャプターごとに簡単な練習問題もありましたので厳密にはアウトプットも少し行っています。
このテキストを2回読むのに約12時間使いました。
テキストは電子書籍でしたので主に通勤時間(電車)を利用しました。
インプットで大切なのは理解した上での暗記です。
理解のない暗記(丸暗記)はいずれ限界が来てしまうことと緊張などで度忘れしたときに対処のしようがありません。
対して理解した上での暗記は暗記のキャパシティが増えるとともに度忘れした時も論理的に答えを導くことができるのです。
そしてわたしがインプットで使用したテキストこそ、簿記を理解するのに最適なテキストであると考えています。
そのテキストがこちらです。
著者のふくしままさゆきさんはyoutubeでも簿記の動画をあげられているので良ければ一度ご覧ください。
アウトプットでやったこと
インプットがある程度進めば得た知識を使ってみる、
つまりアウトプットをする段階に入ります。
アウトプットでわたしが利用したのはスマホの仕訳アプリ(無料)と予想問題集です。
前述した通り、簿記の基本は仕訳です。
仕訳ができないと何もできません。
そこで無料の仕訳アプリでひたすら練習しました。
通勤時間にポチポチっとしていくだけです。
非常に簡単ですね。
アプリでの仕訳練習にトータルで約5時間費やしました。
また実際に問題を解いていく為に予想問題集を1冊購入しました。
予想問題集については電卓も使用しますし、
さすがに電車の中でとはいきません。
休日、子供が寝てから1日90分やりました。
ここで電卓の使用にもだいぶ慣れました。
予想問題は模試形式になっているので以下の要領で取り組みました。
1. 時間を測って一回分を解く(60分)
2. 採点と間違えた問題の解き直し(30分)
これで1日90分となります。
模試は4回分実施しましたが、初めてやった時にすでに合格点に届いていました。
残りの回は問題集として大問ごとに実施しました。
この予想問題集にはトータルで約8時間費やしました。
実際に使用した予想問題集はこちらです。
結局インプットとアウトプット合わせて約25時間の勉強をして本番の試験に臨みました。
結果は前述の通りです。
知識0&独学で簿記3級合格は可能!
いかがでしたか?
合格するためのストーリーはイメージできましたでしょうか?
この記事を読んでくださった皆様が無事合格することを心より祈っています。
それでは楽しい簿記ライフを!
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